洗濯中ギックリ腰に!30過ぎたら、日常動作でも、これだけは注意が必要。
先日、団子状にからまりあったズボンやバスタオルを洗濯機から一気に取りだそうとふんばったとき、腰から背中にかけて“ピキッ!”と衝撃が走りました。
以前にも経験したことのある、ごく一瞬の嫌な感じ・・・。
そう、ぎっくり腰になった時とすごく似ています。
案の定、それからは腰をかがめることも伸ばすことも辛くなりました。
今回は、腰というよりも、背骨に沿った背中の筋肉というか筋というか、そのあたりを痛めたみたい。
もちろん、洗濯物を取り出すことは断念し、取り出せていたシャツ数枚を干そうと頑張りましたが、腕を伸ばしてハンガーを竿にかける動作ができません。
仕方なく、2時間後の旦那の帰りを布団で待ちました。主人の仕事が午前中に終わる日で助かった~。
結局、鍼と灸のお世話になり、午後にはなんとか普通に近い状態で動けるようになりました。
今回、大きく反省したことがあったので、皆さんにも気をつけていただきたいと思います。
まず、今回のギックリ背中を引き起こした前提条件として考えられるのは、次の2点。
①日ごろの運動不足(ほとんど運動してません)
②前日、少し身体が冷えた
運動不足と冷えが身体に良い訳はなく、もう少し気をつけていくべきなのは当然です。ヨガとか、もっと真剣に続けようと思っているのですが、なかなかね~。
しかし、今回の最大の反省ポイントは、この2点の他にあります。運動不足・冷えにより、ギックリ腰・ギックリ背中を起こしやすい状態になっているところで、いわば引き金を引くことになった行為。
それは、呼吸を止めたこと!
団子状態の洗濯物を取り出そうとしたとき、私は息を止めて踏ん張っていました。
過去に2回、何気ない日常の動作でギックリ腰になったことがあるのですが、振り返ってみると、そのときも呼吸を止めていた気がします。
俳優の松田悟志さんが、ラジオで「息を止めてのびをしたら、肋骨にひびが入った。病院のお医者さんに、よくある事と聞かされた」という内容の話をしていた事を思い出しました。呼吸ってホント大切ですね。
ストレッチも、必ず息を吐きながら行うよう注意されますが、息を止めると筋肉が緊張してしまうらしいです。
緊張した筋肉を無理に伸ばしたり、動かしたりするのは、確かに危ない感じがします。血圧も上がるそうですし、重い荷物を持ち上げるとか、つい息を止めて力を入れてしまいそうな場面では、皆さんも注意して下さいね。
そういえば、子供の空手の先生も、「つきをする時は息を吐いて」と教えて下さいます。「ハッ!」という掛け声も、息を止めないためなのかも!!
とはいっても、息を止めたほうが力が入りやすそうな気がしてしまいます。チョット試してみたのですが、完全なふぬけ状態で息を吐くと、重い物を持ち上げたりするのは難しいです。
ですので、下腹部にだけは力を入れて、おへその下を強くへこませる感じで「ハ~ッ!」と息を吐けば、しっかり腕にも力が入りましたよ。お試しください。
あと、重い物を2人で持ちあげるとき「イチ、ニの、サンッ!」と掛け声をかけることが多いですよね。
でも、この「サンッ!」の後って息が止まる気がしませんか?「サ~~~ン」と息を吐きながら伸ばす音にするのが安全なのではないかしら。慣れないと、言いにくいけど・・・。